慶應義塾のBLS教育

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BLSを実践した皆さん

 

 

 

帰宅途中の事故 

日時:

200849 11:20am

場所:

東急田園都市線あざみ野駅付近

救助者:

山本玲和 君(慶應義塾湘南藤沢高等部2年)

 

<状況と救助活動>

あざみ野駅から自宅に帰る途中、細い路地で6070歳位の男性が倒れているのを発見した。男性は仰向けに倒れており、男性のものと思われる帽子と眼鏡が風で飛ばされ、手からお金がこぼれ落ちていた。すぐに意識の確認をしたが、呼吸もほとんどなかった(むせかえるような呼吸が数回たまに訪れる程度であった)。顔色は青かった。

第二発見者が駆けつけ、警察に電話した。山本玲和君は119番に電話し、救急車の要請をした。気道の確保をしたが、硬直していたため上手くできなかった。心臓マッサージを30回×3おこなった。

警察官が到着し、心臓マッサージを引き継いだが、警官が心肺蘇生法を知らなかった為、回数・場所等の指示を出した。同時に、救急車のサイレンが聞こえていたが、なかなか到着しない様子に、誘導が必要だと感じた。男性を警察官に任せ、周囲で見ていた人のスカーフを借りて、大きな通りに出た。スカーフを振り、救急車を誘導した。

その後、救急隊員にこれまでの状況と処置を話し、男性は病院に搬送されていった。警察から、事件性はなく持病をかかえていたのではないかと言われた。                                          

 

<救助者の感想>

もし、学校でBLS講習を受けていなかったら、このような冷静に物事を判断することができていなかったと思う。最終的には残念な結果となってしまったが、自分の判断で少しでも長く命がもってくれたと思えば満足だ。

あの場面に直面した時、正直私は固まった。学校で講習を受けたことは受けたが、素人がやってしまって逆効果にならないか…しかし、やらないで後悔するよりも、やって後悔した方がまだ良いと自分に言い聞かせて上記のことをおこなった。                     ほんの短時間の出来事だったが、私自身、自分にできる精一杯のことができたと思い、その時、心肺蘇生法をおこなったことは後悔していない。今では貴重な体験をさせてもらったと思っている。

この一件を通じて、学校で3年に一度受けるBLS講習の大切さ、そして重さを改めて思い知った。この講習は人の命に関わるものなので、受講者のみなさんは生半可な気持ちで受けず、気を引き締めて受講してほしい。また自分自身も受けていきたいと実感した。

 

 

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